2014年02月20日

子供の靴選びのポイント PART1

三寒四温の季節
急な積雪で大変なところもあるのではないでしょうか?
雪道の靴も大切ですね。

今回は子供の靴選びのお話をします。
まず靴選びに必要なサイズ。
大人と同じように足の長さ(足長ソクチョウ)、足の周り(足囲ソクイ)、足の幅(足幅ソクフク)を計ります。
でも子供の足は大人の足と少し違います。

子供の足の足長は3歳までは平均で半年に1cm、
それ以降は半年で5mm程度の成長、
3歳までは1年で2cm伸びるんです。

足の成長を理解すると大人よりもっと子供の靴選びは
大切なことを感じます。

靴の買い替え時期は
  3歳までは3ヶ月ごと
  3歳以降は半年後とが基本です。

でも急に足が伸びることもあるので指先にあたりが無いか時々確認が必要です。

「JIS規格」という言葉を聞いたことがあると思います。
靴のJIS規格は「男性用」「女性用」「子供用」と3種類あります。

子供用JIS規格

http://www.fha.gr.jp/data/size.html

このように性別年代によって靴のサイズ規格が違います。
成長に合わせた靴選びは大切な身体の成長を守る一つの道具になると思います。

次回は靴選びのパート2を紹介いたします。

シューフィッター&フースフレーガー  藤井 恵


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2013年12月22日

子供の足の骨の変化

大人の足と子供の足のバランスの違いを前回お話しました。
骨も大人と違って、子供の骨は成長とともに変化していきます。

image.jpg
(「子供靴はこんなに怖い」大谷知子 宙(おおぞら)出版)

向かって左が大人の足の骨、右は子供の年齢と骨の変化です。
見ていただいてもわかるように生まれた時は「赤ちゃんの足には骨がない」のです。
赤ちゃんの軟骨は成長に従ってカルシュウムが蓄積され、骨に変わっていきます。
これを「骨化」と言います。

上の図は足根骨が骨化していく様子が描かれています。
大人の足根骨は7つの骨から成りたっています。
ところが生後3ヶ月の赤ちゃんの足には足根骨の前方の骨が5個あるべき部分に、1個しかありません。
歩き始める1歳半で4個、成長とともに5個になり、足根骨が全部そろうのは、やっと4歳過ぎた頃です。
7個全部そろってっも1つの骨が小さく、骨と骨の間隔も離れていて足は大変もろい状態です。

子供の足は成長とともに骨化が軟骨を骨にし、骨を大きくしていきます。
プクっと柔らかい足が硬くしまったしっかりとした足に成長していきます。
骨化が完全に終了するのはだいだい18歳ごろです。

このことを考えると子供の靴は成長に合わせて選ばないといけないということが良く理解できると思います。
健康な子供の足を作るためには、大人が子供の足と靴によりもっと気を配っていくことが大切です。

最近子供靴専門の売り場も増えてきました。
まだまだ数は少ないのですが、売り場のシューフィッターに相談いただき、よりお子様の足に合った靴を選んでいただけると嬉しいです。


この度は20日の投稿予定が少し遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした。
いつもブログを読んでいただいている皆様にはとても感謝しております。
今年1年もお読み頂きありがとうございました。
来年も皆様により良い情報を提供できるようにいたします。
よろしくお願いいたします。

シューフィッター&フスフレーガー 藤井 恵

posted by ペーター at 17:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

7月22日は「下駄の日」

各地で夏の祭り・花火大会が多い季節。
関西では京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」に
PLの花火大会・びわ湖の花火大会、
この季節によく見かけるのが「浴衣」。
日本の伝統的な着物の一つですね。

この浴衣に合わせて履くのが「下駄」。
下駄にも色々なデザインや、形があります。
最近の下駄はおしゃれになりました。

鼻緒も奇麗な柄が多いですよね
下駄.jpg
履き心地もなかなかいいですよ。


ここちよい下駄は浴衣にも合わせれますが、
おしゃれなスタイリングで合わせることも出来ます。
下駄のスタイリング.jpg

(写真提供   京都 靴屋楽ちん様 http://www.928rakuchin.com


7月22日が「下駄の日」ということをご存知ですか?
(下駄の寸法を表すのに『七寸七分』というように7が使われ
下駄の跡が『二二』に見えることから全国木製はきもの業組合連合会が制定。)

海外で生まれたサンダルもこの時期にはかかせませんが、
改めて日本の履物『下駄』の魅力を感じました。

シューフィッター&フスフレーガー 藤井 恵




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