骨も大人と違って、子供の骨は成長とともに変化していきます。

(「子供靴はこんなに怖い」大谷知子 宙(おおぞら)出版)
向かって左が大人の足の骨、右は子供の年齢と骨の変化です。
見ていただいてもわかるように生まれた時は「赤ちゃんの足には骨がない」のです。
赤ちゃんの軟骨は成長に従ってカルシュウムが蓄積され、骨に変わっていきます。
これを「骨化」と言います。
上の図は足根骨が骨化していく様子が描かれています。
大人の足根骨は7つの骨から成りたっています。
ところが生後3ヶ月の赤ちゃんの足には足根骨の前方の骨が5個あるべき部分に、1個しかありません。
歩き始める1歳半で4個、成長とともに5個になり、足根骨が全部そろうのは、やっと4歳過ぎた頃です。
7個全部そろってっも1つの骨が小さく、骨と骨の間隔も離れていて足は大変もろい状態です。
子供の足は成長とともに骨化が軟骨を骨にし、骨を大きくしていきます。
プクっと柔らかい足が硬くしまったしっかりとした足に成長していきます。
骨化が完全に終了するのはだいだい18歳ごろです。
このことを考えると子供の靴は成長に合わせて選ばないといけないということが良く理解できると思います。
健康な子供の足を作るためには、大人が子供の足と靴によりもっと気を配っていくことが大切です。
最近子供靴専門の売り場も増えてきました。
まだまだ数は少ないのですが、売り場のシューフィッターに相談いただき、よりお子様の足に合った靴を選んでいただけると嬉しいです。
この度は20日の投稿予定が少し遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした。
いつもブログを読んでいただいている皆様にはとても感謝しております。
今年1年もお読み頂きありがとうございました。
来年も皆様により良い情報を提供できるようにいたします。
よろしくお願いいたします。
シューフィッター&フスフレーガー 藤井 恵