2010年06月19日

学校で「靴磨き」

 ペーター2回目の投稿は「靴磨き」
ある専門学校の短期の授業で「シューズ研究」という講座を授業をしています。
 全く靴について知らない生徒たちに授業をするのはとても難しく、専門用語を使わずにいかにわかりやすく説明するかなどは特に勉強になることもあります。中には接客のバイトをしている生徒に接客のコツを教えてもらったり。授業とは教えることもありますが、それで自分も勉強しているのだと常に思います。
 先日の授業は「靴磨き」。生徒は自分の靴が綺麗になるのがとてもうれしくて、説明をそこそこに聞くとさっさと自分の靴磨き。自分の靴となると一生懸命。
「先生これでいいんですかぁ〜?」、「先生ここはどうしたらなおりますか?」、「先生この次はどうするのですか〜?」などあちらこちらから呼ばれっぱなしです。人気者になった気分でした。
 少しコツを教えて見本を見せると…「えぇ〜こんなに綺麗になるの?」、「今度就活なんで綺麗にします。」と言ってまた真剣に取り組み始める。靴が綺麗になるのはほんと気分がいいものなんですね。
靴は『大地の気』をもらうといいますが、靴が綺麗だと『良い気』を頂けそうです。こう考えるともっと楽しくなるかな?
 今回使用したのは「ミスターミニット」さんのお手入れキッド。お入れ用品は凝りだすといろいろとあるがいちばん基礎的に使えるもので、お値段が手ごろだったので選びました。
お手入れキット.jpg
お手入れ方法を参考にしたのは「R&D」さんのホームページ。http://www.randd.co.jp/   「コロンブス」さんの参考資料です。
靴のお手入れはいろいろとありますが、靴を大切にする気持ちがあれば綺麗に長く靴が履けるような気がします。

シューフィッター  藤井 恵
posted by ペーター at 18:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

Fusspflege(フスフレーゲ) 1

「快適な靴と足」を提供するペーターです。スタートは「第二の心臓」と言われる「足」についてお話しします。
体の骨は206個、そのうち骨の数は体の4分の1。踵の部分の大きい踵骨(しょうこつ)、その上の距骨(きょこつ)、次に大きい立方骨(りっぽうこつ)その横は舟状骨(しゅうじょうこつ)、その前に3つの楔状骨(けつじょうこつ)、それから細長い5本の中足骨(ちゅうそくこつ)があり、足趾の基節骨(きせつこつ)、中節骨(ちゅうせつこつ)、末節骨(まっせつこつ)、(但し手の骨と同じで母趾は基節骨と末節骨の2本からなります)片足26個(種子骨2個を入れると28個)からなる足の骨は両足で52個(種子骨入れると56個)体の約4分の1になります。手の骨と合わせると体のうちの半分。体の表面から見ると足はたったの10%程なのに骨は体の25%?『なぜこんなに細かく分かれているか?』知れば知る程不思議な事。まさに『体の不思議』ですね。
足は体の一番下にあり、体を動かすために動きます。骨の上にはたくさんの靭帯、腱、筋肉があり、体をバランスよく移動させます。このバランスが崩れると足の痛み、胼胝(ベンチ)タコ、魚の目、鶏眼、膝痛、腰痛、から体の痛み(肩こり、頭痛など)まで引き起こしてしまいます。そんな足だからしっかりとケアが必要ですね。
Fusspflege(フスフレーゲ)とはドイツ式フットケア。Fuss(フス)はドイツ語で「足」、pflege(フレーゲ)は「ケアして維持する」意味。ドイツのコンフォートショップではフットケアルームを併設しているお店が多くあります。靴だけでなく足のケアまでしっかりと提供していくことで足の健康を維持しています。足は大切にしたいものですね。
自分でも足を守りましょう。ケア以外に「足指じゃんけん」(足の指で手(グー)手(チョキ)手(パー)とじゃんけんする事で足の筋肉を鍛えます)。「足のストレッチ」(足の踵を上げたり下げたりするとアキレス腱から腓腹筋、ヒラメ筋を鍛える事ができます)。毎日のストレッチにいかがですか?ただし痛みがあるときには注意してくださいね。次回は足のケアをもう少し詳しくお話しします。ご期待ください。
posted by ペーター at 16:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする